イースターとは、キリストの復活を祝う祭り(復活祭)のことです。神の御子イエス・キリストは、わたしたちの罪のために十字架にかかり、 死んで三日目に復活されました。キリスト教会は、その日を安息日と定め、礼拝を行うようになります。さらに一年に一回、「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」をイースターとして、教会の暦の中で、最も大切な祭りの日として祝うようになります。このために、イースターの日付は、 3月後半から4月後半まで、毎年変動することになります。
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イースター前後のさまざまな教会行事(2023年の日付です) |
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2月22日(水) |
「灰の水曜日」 レント(受難節)の始まり
深く罪を悔い改める者がその印に頭に灰を被ったことによります。この日からイースター前日までの期間(四旬節とも呼ばれます)は、キリストの受難と死を思い返し、悔い改め、試練・修養・祈りの時として過ごします。 |
4月2日(日) |
「棕櫚の聖日」
キリストが十字架にかけられる為にエルサレムに入城したことを記念します。エルサレムの群衆は棕梠の枝を打ち鳴らして歓迎しました。
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4月6日(木) |
「洗足木曜日」
キリストが十字架にかかられる前日に自ら弟子たちの足を洗い、弟子たちもすすんで人々の足を洗うよう模範を示しました。その後、弟子たちと最後の晩餐をもったことを記念する日です。 |
4月7日(金) |
「受難日」
キリストが私たち人間に代わって罪を負い十字架にかかられたことを記念して礼拝をします。 |
4月9日(日) |
「イースター」(復活祭)
3日目の朝、キリストが甦ったことを記念して祝います。 |
5月18日(木) |
「昇天日」
キリストが復活後40日目に天に昇り神の右に座した日です。 |
5月28日(日) |
「ペンテコステ」(聖霊降臨日)
キリストの復活後50日目に、聖霊が使徒たちに降りたことを祝います。 |
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受難日礼拝 |
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4月7日(金)19:00 受難日キャンドルサーヴィス
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イースター礼拝 |
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4月9日(日)10:30 イースター礼拝
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毎年変わるイースターの日付 |
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イースターの日付については、古代から論争がありました。小アジアの教会では、イースターをユダヤ教の暦のニサンの月の14日(過越祭の日)に祝ったので、
イースターが平日にあたることもありました。これに対して、ローマの教会では、イースターを日曜日に守るために、春分の日の後の最初の満月の次の日曜日に祝うようになります。
古代の教会では、司教が、毎年イースターの日付を周辺の教会に告知していました。
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